自分流ではなく”選ぶ”マネジメントをできるようになった2022年

こんにちは、櫻井洋輔です。

今回、下記のアドベントカレンダー
お誘いいただいたので、

12月20日の担当として!久しぶりに!記事を書いてみました!!


お知り合いの方はご存じの通り、
僕、けっこうマネジメント興味があるというか好きなんですよ。

(マネジメントって一口にいっちゃうと、マネジメントつよつよの人たちがたくさんいる中で、
マネジメントかじった程度でマネジメントが好きって言うのとても憚れるのですが、好きです)

そんな僕が、マネジメントがテーマのアドベントカレンダーで書くテーマとしては

2022年、自分のマネジメント観がすごい変わった話を書いてみようと思います!

おまじないとして下記載せときます。

ヨスケ

この記事の内容は個人の見解であり、所属団体には一切関係ありません。

櫻井洋輔 is 誰

2022年自分の変わった価値観の話をするために、簡単な自己紹介をさせてください。

櫻井洋輔、1993年生まれ、社会人としては7年目の年になります。
参考 サービス運営者としてやるべきこと・課題に愚直に取り組むことが成果や結果に繋がるWantedly 参考 櫻井洋輔のプロフィールYOUTRUST 上記ご覧にいただくとわかるのですが、
現在はランサーズ株式会社に勤めさせてもらってます。

MGR歴としては、MGRって役職がついたのは2020年ぐらいなんですが
2018年ぐらいからチームをもって仕事してました。

2022年もサクライヨスケをよろしくです!以下略 2021年の振り返り記事にマネジメント略歴がのってたので、
引っ張ってきたのですが、直近はこんなマネジメント歴です。
  • 2021年1月
    チームメンバー5人。担当する事業2つ
  • 2021年4月
    チームメンバー6人。上記に追加してセールスマネジメントに挑戦
  • 2021年6月
    チームメンバー9人。新卒マネジメントに挑戦
  • 2021年8月~9月
    チームメンバー7人。セールスマネジメントから降りる
  • 2021年12月時点
    チームメンバー20人強。担当する事業3つに。

ちなみに最近の状況を追加すると

  • 2021年1月
    チームメンバー5人。担当する事業2つ
  • 2021年4月
    チームメンバー6人。上記に追加してセールスマネジメントに挑戦
  • 2021年6月
    チームメンバー9人。新卒マネジメントに挑戦
  • 2021年8月~9月
    チームメンバー7人。セールスマネジメントから降りる
  • 2021年12月時点
    チームメンバー20人強。担当する事業3つに。
  • 2022年4月~6月
    チームメンバー10人強。担当する事業2つに。
  • 2022年7月~12月
    チームメンバー6人(全員兼務)。担当する事業2つに。事業のクローズ対応中

有難いことにこの1~2年でいろんなチーム規模だったり、
事業フェーズを経験させてもらってます

引用してた記事では調子のってこんなこといってますが

むしろ人数減っててるのは個人的にウケるなって思ってます。

(減ってたことでの学びがすごいあって、後述したいと思ってます。)

そんな感じでやってる人間になります。

自分流にこだわりがあった2021年までの櫻井

僕が変わる前、どんな価値観だったかみたいなところ記載できればと思います。

冒頭でもお伝えした通り、マネジメント好きなんですよ僕。

その一つの要因として、
自分の歴代の上司体験がめちゃくちゃ良かったっていうのがあって。

上にあげたwantedlyの記事にも書いてあるんですけど、
アルバイトから社会人のキャリアはじめて、それはもうポンコツだった僕を
歴代の上司たちの人があの手この手で、一端の社会人まで引き上げてもらった自覚があって。

その経験から、自分のなかで

ヨスケ

これがマネジメントの理想だよね
みたいなものが出来上がっていきました。

ちょっと例をあげると

  • 基本メンバーの方針にまかせて、あんま口出ししないで
  • 発言しやすい環境作って
  • でもトラブったり問題起きたら、颯爽と解決できて
  • マイクロマネジメントは絶対やらなくて
  • 心理的安全性がめちゃくちゃ確保されてて
  • 1on1とか基本的に絶対やって
  • アサインメントは個人のwillと絶対あわせて決める
  • etc…
みたいな。

主に、自分が過去やってもらって嬉しかったマネジメントや成功体験、自分の理想としてはこういうMGRいたら嬉しいだろうなみたいなものを
ごちゃまぜにしたようなマネジメントの理想像を作ってました。

自分で言うのもなんですが、その理想像を目指してマネジメントをして
それでうまく回ってる時期も結構ありました。

自分の実力の無さ痛感してからのベンマニュとEmoとの出会い

自分なりに理想掲げてマネジメントしてた僕ですが、自分の実力の無さを痛感することも多々あって。

組織の器はリーダーの器までしか大きくならないじゃないですけど

視野の狭さや視座の低さが事業成長だったり、
メンバーへの選択肢や引き出しが狭まってるなっていうのを事業推進をすればするほど感じてました。

なんとかしたいけど、いままでマネジメントを
自分なりの理想作って、自分でやってもらったマネジメントを思い出して
独学でやってきたので、どうしたもんかな。

今更MBAでも入るか、、なんて考えてた頃に出会ったのがこちら。

ベンチャーマネージャーのマニュアル、略してベンマニュ

そして、Emoです。

ベンチャーマネージャーのマニュアル


参考 【スライド約300枚】ベンチャーマネージャーのマニュアルnote これは、ベンチャー界隈だとめちゃくちゃ有名なnoteなんです。

長村さんという方が書かれているnoteになるんですが
長村さんはリクルート、DeNA、ハウテレビジョンでご活躍された後に、

ベンチャーマネージャーの育成だったり
ベンチャーマネージャー向けのコミュニティー運営をしてる株式会社EVeMを設立された方です。

その長村さんの数多いマネジメントの成功体験/失敗体験を基に
300枚に及ぶスライドで言語化されているものになります。

この、noteとにかく学びがあったんですよ。

  • 自分がなんとなく独学で体系化していたことの100倍言語化されている。
  • 自分がもやもや明確に課題を感じていたこと、うまく進められないと具体的に感じる事例があるがなんでうまく進め切れないのか自分自身言語化しきれてないときにベンマニュ読んだら解決した、
  • マネジメントの背景、目的、意識するべきスタンス、振り返り方が明確に決まっている
  • etc..

とあげたら、きりがないですが、とにかくたくさんの学びがありました。






もしこの記事読んでる方でマネジメントをされていて
かつまだ、1回もベンマニュ読んだことないって方いらっしゃったら
絶対なにかしらの学びがあるので、さらっと読んでみるのをお勧めします。


↑ベンマニュはじめて読んだ時の僕のツイート。2021年にはじめて読んだみたいですね。

emoとの出会い


それで、ですね
2021年ベンマニュ読んでたものの、本当の意味でベンマニュに書いてたことを血肉にできていなかったため
2022年もまだまだマネジメントに伸び悩みを感じていました。

そんな時にいろんなことがきっかけで
EVeMがベンチャーマネージャー向けに実践型スクール&コミュニティーEmoを提供してることを知って2022年1月~2022年3月にEmo3期生としてEmoにお世話になっていました。

Emoでは、ベンマニュの内容をより詳細にしたところを同じベンチャーマネージャーやってる人たちと
ディスカッションやワークをしながら、学びを深めているコミュニティーなわけですが

ベンマニュでは落としきれなかった血肉をここですごい自分のものにできたなっていう実感があって。

はい、今日の記事の本題ここからです。

僕、2022年の頭にEmo受講したことがきっかけでマネジメントの価値観180度変わったんですよ。
ここから何が、変わったのか書いていきます。

Emoで学んで変わった価値観

ほんとーーーーーにたくさんのことをEmoで学んだんですが、

僕が、価値観変わるレベルで身に染みたことが大きく2つで

Emoにおける学び
  • マネージャーは経営からオーダーされた成果を残す役割である(ベンチャーマネージャーの役割)
  • マネージャーは組織フェーズ、事業フェーズ、人材フェーズによって、適切なマネジメントを実施する責任がある(ベンチャーマネージャーの基本動作/ピープルマネジメントの技術)

上記が、Emoを通して自分の価値観がすごい変わって
2022年で業務を遂行するにあたってすごい意識していた部分でもあります。

マネジメントの型は流派ではなく状況に応じて選ぶものという最大の学び

上記のEmoでの最大の2つの学び踏まえて

ベンマニュやEmoで学んだことの抽象度をあげると下記を言ってるんだと思っていて。

マネージャーは組織フェーズ、事業フェーズ、人材フェーズによって、適切なマネジメント選んで実行する責任がある。

具体的にどういうことかっていうと、
市場環境がめぐるましく変わるベンチャーにおいて、
事業ってすごいスピードで変わっていくんです。

市場が変われば、会社(事業)が変わる。会社(事業)が変われば組織が変わる。

そうなった時、マネージャーが経営からオーダーされた成果を出す役割と定義するのであれば、
マネジメントのやり方が、事業フェーズや組織フェーズによって適宜変える必要があるのって当たり前なんですよね。

事業のフェーズが立ち上げフェーズなのか拡大フェーズなのかで必要なマネジメントの種類は変わる。

担当してる組織人員の、メンバーのwillやスキルセット、お願いするミッションによって
コーチングなのかティーチングなのかも変わる。

組織や人材の習熟度によって、マネジメントシステムの構築と学習を進めていく必要がある。

マネージャーはその時その時、
経営からオーダーされている成果の種類にあわせて自分が必要なマネジメントを選んでいく必要がある。

立ち上げフェーズの事業領域のマネージャーなら立ち上げフェーズに必要なマネジメント。
拡大フェーズの事業領域のミッション持つならそのフェーズに必要なマネジメント。
立て直し/撤退フェーズの事業領域のミッションを持ってるなら、それに必要なマネジメント。

メンバーがプロフェッショナルならそれに応じたマネジメント。
メンバーがジュニアならそれに応じたマネジメント。

。。。これ文字にすると当たり前だろって話なんですけど
2021年の僕、本当の意味では全然わかってなくて。

Emoのおかげで僕の価値観変わったんですよね。

マイクロマネジメントを毛嫌いしてたけど、それはマネージャーとしての役割を放棄してる

なんで、こんな文字にすると当たり前のこと、自分ができてなかったかというと。

冒頭にあげた
”ぼくのかんがえたさいきょうのまねじめんと”がすごい邪魔してたんですよね。

  • 基本メンバーの方針にまかせて、あんま口出ししないで
  • 発言しやすい環境作って
  • でもトラブったり問題起きたら、颯爽と解決できて
  • マイクロマネジメントは絶対やらなくて
  • 心理的安全性がめちゃくちゃ確保されてて
  • 1on1とか基本的に絶対やって
  • アサインメントは個人のwillと絶対あわせて決める
  • etc…

特にマイクロマネジメントあたりを意味わからんぐらい毛嫌いしてて。
自分がされるのも嫌だったし、人にするのも嫌だったし。

ヨスケ

お前、マイクロマネジメントに親でも殺されたんか。ってぐらい嫌いでした。

でも、Emoでの経験を通して、好き嫌いじゃないって話だと思ったんですよね。
優れた、優れてないでもなくて。

メンバーに方針任せたほうが進む事業フェーズであり、メンバーのwiiiやスキルセットが適切なら、それでやればいいし。

事業フェーズや組織フェーズにおいて、マイクロマネジメントしたほうが
経営からオーダーされた成果をだせるのであれば、むしろマイクロマネジメントをするべきだし。

というか、Emo終わってから改めて自分の中で深堀したんですけど、
なんで自分がこんなにマイクロマネジメント嫌いだったかっていうと、自分の成功体験が起因してるんですよ。

”たまたま”自分がマイクロマネジメントされないことによって、成長できた実感があったから
良かれと思って、マイクロマネジメントをしないようにしてたんですけど

それって僕の成功体験の押し付けでしかないじゃないですか。
僕はマイクロマネジメントじゃないほうが成長する個性や価値観だった。

(しかもなんなら、社会人最初の方はゴリゴリにマイクロマネジメントしてもらってたw)

ただ、一緒に働いてくれてるメンバーがそういう個性や価値観だとも限らない。
その前提の時、自分の成功体験を押し付けるマネジャーほどゴミはいないなって思って。

そういう経緯をもって考えを改めました。ありがとうEmo。

いろんなフェーズそれによって必要な型を選べるのがマネージャーの責任

マネジメントにおいて、こだわりを持つのは一定大切だと思うんですよ。
事業フェーズや組織フェーズに関わらず、絶対貫いたほうがいいスタンスとかはあるわけで。

Emoとかで言うなら
メンバーの才能信じるとか、マネージャー自身が成長しないとダメ、とか
いかにモメンタム生むかに注力するとか。

ただ、自分のもったマネジメントのこだわりのせいで
経営からオーダーされた成果への最短距離を走れないのはマネージャーとしての役割の放棄でしかないなと思うようになりました。

”ぼくのかんがえたさいきょうのまねじめんと”も
一定回ってる時期あったんですよ。

でもそれって、たまたまそれがハマる事業フェーズや組織フェーズ、
なんならマネジメントさせてくれてるメンバー達が適応してくれただけだな、って今思うんです。

案の定、事業フェーズや組織フェーズが変わったとき、
「あれぇ。。。これ今までだったらうまくいってたのに」

みたいな場面もちょこちょこあって。

で、その時僕はこだわりきれてないから、うまくいってないって思ってたんですよ。

理想を実現できてないから、課題がでてるんだと。

でもそれは勘違いで。

事業フェーズや組織フェーズによって、理想を変える/選ぶができてなかったから
課題が出てたんだと今ならわかります。

オーダーされた成果を出すために、自分の担当してる事業や組織
必要なマネジメントを自分で決める。決めた責任を自分でもって実行する。

マネージャーとしての責務果たすためには上記なんだなっていうのが学べた2022年でした。

自分流であった”ぼくのかんがえたさいきょうのまねじめんと”から脱しました。

ヨスケ

これからは、自分のこだわりじゃなくて、成果とメンバーそれぞれに最適なマネジメントを選んで決めて実行できるマネージャーを目指します。

自分で掴みとる学びなのか守破離の学びなのか

そういう意味で言うと、けっこう僕いまマイクロマネジメントをメンバーの方々にさせてもらってるんですよ。

良い悪いではなくて、今自分が経営からオーダーされている成果を現状の事業フェーズ、組織フェーズ鑑みたとき
マイクロマネジメントが適切だなと思っているので。

それで久しぶりにやってるんですけど
すごい学びがありました。

これも今思うと、すごい自分の成功体験や価値観の押し付けだったなーって思うんですけど
自分で勝ち取った学びのほうが優れていると思ってたんですよ。2021年まで。


引用:アオアシ(27)

これ、アオアシっていう
僕がいまハマってるサッカー漫画の1シーンなんですけど

僕の2021年までの理想これだったんですよ。
自分で考えて、自分で実行して、成功したり、失敗した中で
その人自身が最終的に決めて得た学びこそ最強だと。

で、それをやるためにはマイクロマネジメントだと難しいと思っていたので
自分自身も常に自分で決めて考えるようにしてたし

せっかく一緒に働けるのであれば

僕がマイクロマネジメントするのではなく、
メンバー自身が方針決めるようにして

自分のチームメンバーになってくれる人たちにも1個でも多く
自分で掴み取る機会を創出したいなと。

だから、マイクロマネジメントやらないこだわりあったんですけど

いざ、マイクロマネジメントやって思うのは、
メンバー陣の守破離の学びが高速回転で回るなと思ったんですよ。

伴走してるからこそ、どこらへん課題になってるかわかるし。
正解とは限らないけど、自分だったらこうするよっていう具体例まで示せるし。

その人にとって、
自分で掴み取った答えが今、必要なのか、
守破離で学んだ答えが今、必要なのか。

なんてわかんないじゃないですか。
そんなのメンバーそれぞれの状況によって変わるだろうし。
タイミングによっても変わるだろうし。

ましてや僕が決めることではないし。それぞれみんなが決めることだし。

だから、自分で掴みとる学びが最強なのか守破離の学びなのかって議論自体が不毛なんだなと。

マネージャーができるのは、成果逆引きで必要な手段を決めて実行することだけなんだなーっていう学びでした。

おわりに

改めて、2022年までにいろんなフェーズや組織、一緒に働いてくれたメンバーのおかげで
今のマネジメントの価値観を持つことができました。
関係各所の皆様ありがとうございます。

改めてですが、マネジャーは経営からオーダーされた成果をどう出すかでしか
究極存在価値だせないと思うので、引き続き頑張っていきたいと思います。

ただ、すごい小難しいこと書いてきたんですけど
この前ブログ整理しててふと2018年のちょうどマネジメントしはじめたぐらいの記事でてきて
チームで働く事は楽しい、なぜならスケールするから

いろいろ経験してきたし
いろいろ学んできたし、価値観もアップデートしてきたけど。

この時の気持ちは今でも変わらんなーと思うし
やっぱチームって面白いので、引き続きマネジメントがんばっていきたいと思いました。

ここまで読んでいただきありがとうございました!(まとまりない長文で失礼しました。。)

マネジメントやってる人たち、僕もやりきるんで一緒にがんばりましょ
マネジメント挑戦したいと思ってる人たち、面白いよ!

PS
サムネイルにあげた本は、僕がマネジメントするにあたって
本当に忘れられない本たちなので、興味あったら是非読んでみてください。

ヨスケ

ここまで読んだ人はお気づきかもしれないですが、僕EVeMの大ファンなんですよ。そのファンが回し者みたいなこと言うんですが、マネジメントに悩んだらまじでEmoおすすめです。EmoはToC向けだし、法人向けの研修もやってるみたいなので、ぜひ問い合わせしてみたらいいと思います。僕は世界が変わりました。

ヨスケ

いままでこのブログで自分で働いてる社名出さないっていうこだわりあったんですが、もう自分の名前ググると会社名セットで出ちゃうことに気づいたので、出してみました。僕がマネジメント好きになれたのは、100%ランサーズそして、一緒に働いてくれた人たちのおかげです。改まっていうことじゃないですが、本当にありがとうございます。(媚びてるわけではない。)ランサーズ社も積極採用中なので興味あったらご連絡ください。

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