どうも、一番好きなアニメは「蒼穹のファフナー」シリーズの運営主です。
僕は現在就職活動中です。身も心も削る就職活動。あぁ自己PR。嗚呼、御社御社。
ここには仏も天使も居やしない。
そんな就活中の僕のオアシスが、「アニメ」です。友達ともタイミング合わねえし、そもそも遊び行くお金ないし。そんな僕にぴったりなのが「アニメ」。
今時アニメ楽しむのに場所も時間も選ばないし、そもそもお金もあんまりかからない。僕の天使はここにいた。
そんなわけで、4月末もスキマ時間にアニメを楽しんでいた僕ですが、ふと思いました。
アニメってどんな人たちが作っているんだろう。??
僕自身、IT業界や広告業界ばかり見ていたため、アニメ業界なんて視野に全く入っていませんでした。「アニメ業界?ああ、アニメーターが大変なんだよね。」ぐらい。
せっかく就活生な訳ですし、とりあえずアニメ業界の企業研究でもするか、、、と始めて出逢った作品が「SHIROBAKO」なわけです。
この作品はアニメ業界で活躍する人たちがテーマの作品なのです。これは業界研究に丁度いい。
1,2話観てみるか、、って観ていたら、
GWまるまる使って最終回まで観てしまった(笑)
圧倒的不覚。自分、就活生なのに。。僕に優秀な就活生の爪の垢を煎じて飲ませてください。。
でも「SHIROBAKO」を観たおかげで僕のアニメ観が変わったので、それについてとアニメ業界の業界研究結果を書き綴っていきます。今回の記事ではネタバレないですよ。
(GWは2,3記事書く予定だったのにSHIROBAKO面白すぎて1記事も書けてねぇ。。。)
Contents
SHIROBOKOってどんなアニメ?
SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]
女子高生がアニメ作るで仕事にしたで
「SHIROBAKO」は、2014年秋に放映されたアニメです。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
アニメーション業界に働く人たちにスポットを当てた物語です。普段アニメを楽しむ側の僕らは知ることのできないアニメの「裏側」を知ることができる作品。
ここで活躍するのは5人の女の子。田舎の高校でアニメ同好会としてアニメを制作していました。好きなアニメを作るのが楽しくて楽しくて夢中でアニメを作ります。そうして5人だけで作り上げたアニメの名前は「七福神」。
そうして彼女らは高校卒業後、制作進行、アニメーター、新人声優、CGクリエイター、シナリオライター志望としてそれぞれアニメの仕事に励んでいきます。再び5人で「七福神」を作ることを夢見て。
SHIROBAKOは青春の全てをアニメに捧げた女の子達が自分の理想と働き方のギャップに悩みながらも、自分の好きなことと関わっていく楽しさを描いたハートフルストーリーです。
てかこんな可愛い女の子集まってアニメ作る世界があったら苦労ねえよな。現実はそんな甘くない。きっつー。
アニメ業界大変すぎクソワラタww
はい、SHIROBAKO観た僕の感想です。
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アニメ業界大変すぎでしょ??
ナニコレ。労働量と給料が絶対比例してない。おかしいおかしい。
しかもアニメだから現実よりは優しく描かれているだろうに、それでも想像を絶する大変さ。
これ、アニメ本当に好きじゃないとやっていけないだろうな。
「アニメ監督」は、常に外部からの評価を気にしないといけないだろうし。
「声優」なんて、成功しているのは一部で、努力しても努力しても運がなく芽が出なかった死屍累々の上で成り立っている。声優として成功するなら大手商社入る方がまだ簡単そう。
「アニメーター」は常に技術の向上向上。アニメーターはたくさんいるからその中でも長年やっていくためには技術が必要。作画とのCGとの兼ね合いも年々複雑になってゆく。。
SHIROBAKOの主人公が頑張っている「制作進行」。嗚呼、気難しいクリエイターの方々の架け橋になる存在。迫り来る〆切りとクオリティーとの板挟み。
「SHIROBAKO」のアニメとしての良いところって、アニメ業界のやりがいばっか押すのではなく、しっかり厳しいところを描いているところに好感持てた。
声優が全然活躍できてないところやアニメーターが自分の将来に悩むところとかね。その上で、アニメ業界の良いところを描けていたからなかなかの良作だと思う、SHIROBAKO。
登場人物たちが物語初期はスキル的にも人間的にも未熟感を出しながら、物語終盤あたりではしっかり成長してるところは嬉しいよねー。おじさん泣いちゃう。
エマちゃんとヅカちゃんあたりのストーリーで僕はリアル泣きした。
SHIROBAKO観た事ない人には是非見て欲しい作品です。観た事ある人も何かの初心を思い出したいタイミングでこの作品見返せば、良い閃きが来るかもしれません。
アニメが好きな人。働いてるのに少し疲れちゃった人に観て欲しいな。
この業界面白そうだな
ここまでアニメ業界ボロクソ言った僕ですが、なんだかんだSHIRONAKO観て興味持った感はあるんですよね。
(給料と労働時間が比例してないのは置いておいて)
僕自身、学生時代にステージ運営だったり、メディア運営していたりしていて「何かを作る」達成感にヤミツキになっているのかな〜と。
だから、せっかくアニメ業界のことも知れたし、エントリーはしてみてもいいかもしれません。そうすればSHIROBAKOの内容が嘘か本当かわかるし。
仮にですよ?仮に僕がアニメ業界入れたら、そのきっかけを作ってくれた作品は「蒼穹のファフナー」と「SHIROBAKO」ってことにしとこ〜。
SHIROBAKO観てアニメの見方変わった
とまあ、僕の「SHIROBAKO観てアニメ業界の業界研究しちゃおう大作戦」という目論見は、無事成功(?)したわけですが、SHIROBAKOのおかげで僕の中の変わりつつあるアニメ観が決定的になったんですよ。
製作者の意図を考えるようになった
僕って人にこれだけは誇れるっていうものがあります。
それは、「コンテンツに対する集中力」です。全ての雑音をシャットアウトして作品の世界観にポーンと飛び込めるんですよ。
動画、書籍、アニメ、小説関係なく。
例えば、自分面白いと思った小説があったら読んでる時、周りの音を完全にシャットアウトできちゃうんですよ。もう読んでる時、誰が話しかけてきても何も聞こえない。もうストーリーがどんな風に進んでいくのかで夢中です。
この集中力を他に使えないかと何度思ったことか笑。
そんな誇れる集中力を持つ僕ですが、大学に入ってからコンテンツの楽しみ方が変わってきました。
具体的にどう変わったかというと、ただコンテンツの世界観に飛び込むのではなく、コンテンツ制作者がどんな意図で作ったり執筆したり考えるようになったのです。
作者はこの小説にどんな想いを込めて書いたのだろう。読者に伝えたいことはなんだったのだろう。行間に込めた真意は?
アニメだったら、なんでこのBGMにしたんだろう?みたいな。
1回目で世界観に飛び込んで2回目に観るときは制作者の込めた想いを考えるのです。
これがSHIROBAKO観てからより顕著になってきました。なぜなら、作る側のアニメーターだったり監督だったりの想いが丁寧にSHIROBAKOの作中に描かれているから、考えられずにはいられなくなっちゃうんです。制作者の意図や想いを。
なんでこのセリフにしたんだろう。
何でキャラを対比させるように描いたんだろう
何でシリアスシーンから笑えるカットを入れたんだろう
etc..
とまあ、作った人の気持ち考えながらコンテンツを楽しむのはいいですよね〜〜。
マンガやアニメを楽しむ時
— サクライヨスケ (@yosuke_s0414) May 5, 2016
最後に
SHIROBAKO、、つまりシロバコは、映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事であり、ひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物のことを指すらしいですよ。
僕たちが普段目にする綺麗なパッケージと違って、地味なものだけど、このシロバコこそにクリエイターの想いが一番こもっているのかもしれませんね。
少しでもクリエイターたちが報われる仕組みになって欲しいですよね。。。
。。。つまり、僕みたいにアニメをお金かけないで楽しんでる奴らがダメなんですねwww
レンタルや配信で楽しんでないで、ちゃんとDVDやBlu-rayを買えってことですよね。。。
今までアニメにほとんどお金使ったことなくて本当にすいません。これから気に入った作品のDVDとかは買えるようにします。
そして、更なる良作アニメの資金としてもらう。これぞ経済の循環。ステキ。
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