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ぼくの誕生日に熊本地震がおきました。

      2016/05/08

     

2016年4月14日。

その日は僕の23回目の誕生日でした。

新社会人世代だからか、いつもより少なかったお祝いメッセージに僕は拗ね、「でもみんな新社会人で忙しいからしょうがないか」なんて呑気に考えていました。

まだ社員になれてない僕は、必死こいて書き溜めた履歴書に全て22歳と書き込んである事に気付き、自分の愚かさにショックを受けつつも「少しでも早く内定を手に入れよう!」と23歳の決意を東京の自宅でしている時に、

今後忘れることのできない”ソレ”が来ました。

震度7の熊本地震

2016年4月14日21時26分

熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5震度7の地震が起きた。震度7の地震は3月11日の東日本大震災ぶりであり、九州地方では初の観測らしい。

前震・本震・余震、合わせての死傷者は1100人を超えている大震災だ。特に熊本の益城町や西原村は、この震災によりかなりの被害を受けている。

今回の地震により、僕たちが学んだこと、学ばなければいけないことを自分なりにまとめていきます。

情報の取捨選択の大切さ

今回の地震で良い意味でも悪い意味でも大活躍したのが「Twitter」。

地震が起きた瞬間Twitterを開いた人も多いのではないだろうか。僕もその一人だ。その行為の是非は置いておいて、起きた瞬間にも関わらず、TwitterのTLには地震の情報で溢れていた。

地震の震源地、地震の規模、熊本市の現在の状況等、リアルタイムで情報が更新され続けました。それは、地震から1週間経っても相変わらずの勢いで情報が増え続けていきます。

この情報に助けられた人も多いでしょう。熊本出身の方で、熊本から離れたところに住まれていた方はご家族やご友人の状況をTwitterから得れた人もいる。

しかし、良いことづくめでないのもTwitter。具体的に言うと、Twitter上でかなりのデマが流れた。

地震のせいでライオンが逃げた、自衛隊が強姦している等眉唾モノのデマがTLを駆け巡ったのだ。被災者が正しい情報を求めている時に、どこぞのアホがこんなくだらない事をしているのだろうか。


「ライオンが逃げ出した」「川内原発で火事」Twitterでデマ拡散【熊本地震】

ここまで悪質じゃないものでも、被災者や僕たちを惑わすような情報が、文字通り溢れていた。

しかも残念な事に、TLを巡っている情報が”本当に正しいのか”判断する事は、僕たちにはできない。だから、”正しそうな”情報をリツイートして拡散をしていく。結果、間違った情報が拡散されてしまう。負のスパイラル。

まず、僕たちは学ばなければならない。

震災が起きて情報の洪水が起きた時、まずその情報が正しいのかを考えなければならない。無闇に情報を拡散させるのが正解ではない。

情報を発信しないことの大切さ

これも情報を取捨選択することに付随するのだけど、自分から情報を発信するのを控えることも震災が起きた時には大切だ。

SNSが発達したことにより、個人が情報を発信したり、自分の主張を世界に向けて通しやすくなった。それ自体はとても良いことなのだけど、こと、震災が起きた時に関しては、マイナスにしか働かない。

なぜなら個人個人が情報を発信することによって、”必要な”情報が、”不必要な”情報に埋もれていってしまうからだ。

日本のTwitter文化の特徴として、地震が起きた時にまずみんなこんなツイートをする。

「揺れた?」「地震やばい」「iPhoneの地震アラームうるさい」

。。。これってTwitterで言う必要あります?

これが震度1とかならばいいけど、今回は震度7の大地震だ。亡くなった人だって出てる。それなのにも関わらず、このようなツイートがTL
に並んでいることに僕は驚きを隠しきれなかった。いくらなんでもアホすぎないか?ソーシャルネットワークサービスの弊害だ。

僕はとてもじゃないけど、地震が起きた瞬間ツイートする気にならなかった。だって、僕のフォロワーや仲良い人に熊本県出身の方や、九州出身の方がいらっしゃったから。

僕はメディア運営を通じて、「情報は時に刃物になる」事を学んだ。自分の何気なく発信したことが誰かを深く傷つけることがある。今回なんて、その可能性が特に高かった。

地震等のイレギュラーが起きた時こそ、素早く情報を行き渡らすSNSが生きてくるのだから、その使い方を僕たちはもう一度見直した方がいい。

僕たちが学ばなければいけないこと

一旦、僕たちが学ばなければいけない事をまとめておきます。

それは“情報の扱い方”です。今回僕は被災していないため、被災地を支える側の人間の心構えの話になる。

情報は武器になるのだから、それを有効に使っていかないと。その上で、毎日続けていることをそのまま続けることで支えていかなきゃ。

熊本地震で起こった関連話題

次に、今回の震災で様々な議論が起きた。

僕たちの認識の甘さを確認させた話題もあったし、常識ではちょっと考え辛い議論もあった。

これに関してもまとめて自分の見解もつけておく。

マスコミ問題

震災が起こる度に、問題に上がる「マスコミ」。

確かに被災地の情報を現地までいって、僕たちに情報を届けてくれるマスコミの存在は貴重だ。

でも、報道をするために現地の人たちを蔑ろにしすぎではないかと言う問題である。


熊本に現地入りしたマスコミがマスゴミ化している6つの証拠 | netgeek

この問題に関しての僕の意見はもちろんマスコミはやりすぎという気持ちもあるのだが、それ以上に視聴者がマスコミを叩きたがっているという印象なんですよね。

最近だと「マスコミ叩いとけば盛り上がる」って風潮をなんとなく感じてしまう。もちろん、マスコミの方々が視聴率とろうと躍起になって、現地の人たちに迷惑をかけているのは確かだから、そこをマスコミの方々には見直して欲しいと思う。

付け加えると、ニュースで「行方不明になった大学生」の親を映したりするのはやめてほしい。これは完全に個人の見解。あの報道って映している人、映されている人、観てる人誰にとっても、良い報道ではないんではなかろうか?

安倍首相の「大震災級でないから消費税10%あげる」問題

これは安倍首相の発言により波紋を呼んだ問題。以下引用。

 安倍晋三首相は18日の衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会で、熊本地震を受けて来年4月に予定している消費税率10%への引き上げの先送りを求められ「リーマン・ショック級、大震災級の事態にならない限り予定通り引き上げていくという基本的な考え方に変わりはない」と述べ、従来の答弁を繰り返した。

引用:熊本地震 安倍首相、消費税10%「予定通り」

安倍首相、不用意すぎないか。確かに、先の東日本大震災と比べたら被害が少ないかもしれない。でも、家が無くなった人がいる、無くなった人がいる。

その人たちの前で同じことが言えるのか。「この地震は大震災級ではないよ」って。

国のトップなのだから、もっと自分の発言に責任を持って欲しい。

千羽鶴問題

部活等でお決まりの千羽鶴。

部活やっている人ならわかると思うけど、これもらえるとめちゃくちゃ嬉しいんですよね。作った人の気持ちが伝わってくる。でも、これが被災地に送って、喜ばれるかって言ったら別問題。

今回、送られる支援物資の中に千羽鶴があり物議を醸しました。
【悲報】意識高い大学生、熊本へ送る千羽鶴を集め始める

被災地では、少しでも食料が欲しい状態。でも各地から食料が送られてきても行政がバタついており、食料を無駄にしてしまっている。
【悲報】熊本の避難所で食料が届けられすぎて無残に捨てられるオニギリたち(´;ω;`)
この状況で、千羽鶴が送られてきてもどうでしょうか?

残念なことにゴミにしかならないんですよね。「今、必要とされているものは何なのか?」これって、少し考えればわかることなのに、その結論が千羽鶴だったのは残念だなと思う。

さらにちょっと意地の悪い意見を付け加えます。正直、今回の震災で千羽鶴を送った人は偽善者だと僕は考えています。

だって、現状で僕たち一般人ができる最適解って、「しかるべきところへの募金」だと僕は思うんです。
平成28年熊本地震義援金の募集について(更新)
僕たち一人一人が募金することが巡り巡って、被災者のためになる。行政も混乱している現状ではこれがベストだと思うんです。しかし、あえて腹の足しにもならない千羽鶴を送る。

これって震災を利用した、「私、こういう時動けるんですアピール」にしか僕には見えない。僕が斜に見すぎなのかもしれんけど。こういう時の「私が!私が!」行動って、二次災害レベルだと思う。

本当に被災地のことを思って、千羽鶴を送っている方がいらっしゃったら申し訳ありません。

最後に

僕の誕生日に、震度7の地震が起きた。

もう僕は、誕生日が来るたびにこの大きな被害をもたらした地震のことを思い出すでしょう。だからこの記事を書きました。

地震で亡くなった方々のご冥福をお祈りします。そして、被災者の方々が一日も早く通常の生活を取り戻せますよう心から願っております。

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